終末運命共同隊

　宇宙からやってきた予言シンガー・ノストラダムス（Vo.）、彼女を慕い誠心誠意仕えるおともの宇宙人、アンゴルモア（Performer)、そして天才音楽プロデューサーのベートーヴェン（Key.）からなるポップバンド。
　「終わりがあるからこそ今という瞬間をスパークするのだ！」
　ノストラダムスの路上予言ライブに出会い、その宇宙のヒミツを知るかのような歌に衝撃を受けたベートーヴェンは、思わずこの言葉を叫んだという。
　無邪気に運命を予言するノストラダムスと、その運命に抗ってこそ芸術が生み出せると考えるベートーヴェンの、本来なら合わないであろう二人の天才の奇妙な組み合わせが特徴であり、まさに運命の悪戯と言っても過言ではない。
　ライブでは、天真爛漫に歌うノストラダムスの横で、憑りつかれたように鍵盤をかき鳴らすベートーヴェンのコントラストが不思議な相乗効果を生み、アンゴルモアも宇宙人ならではのパフォーマンスでステージを盛り上げる。そのユニークでポップな世界観は、一度体験したらやみつきになる事うけ合いだ。
　ファンにはお馴染み、弁当先生（ベートーヴェンのあだ名である）がノストラダムスの予言に抗い、翻弄される姿を見るのも、ライブの楽しみの一つになっている。
　デビューシングル「世界の終わりとアイスクリーム」をひっさげ、この音楽界に宇宙の風を吹かせる......かもしれない彼女たちの活動に要注目だ。